富良野と言えば、やはり「北の国から」を思い出す人が多いのだろう。
いや、もうそう思う人はそんなにいないのかな。
ドラマを知っている若い人は、もう少ないのかもしれない。
でも、私の中では大切な思い出の場所。
昔、当時の家族で行った場所。
そして今回は、幼かったあの息子が結構な距離を運転して
この場所に私を連れてきてくれた。
人は大きくなる。いろんな意味で。
私の人生は、積み重ねるものが少なくて、本当に愕然としたこともあったけれど
ちゃんとここにあったんだと
改めて自分の足跡を愛おしく思った。
ずいぶんと遅くなってしまったけれど、私の人生の積み重ねは
これから始まるのかもしれない。いや、
移住をしたあの時から、ようやく始まったのだと思う。
私が私で決めた人生を、やっと歩み始めた。
他人のための人生を生きている人はきっと多いのだと思う。
それも学びのひとつなのだと、今は思えるけれど
本当につらい人生だったな。
家族と一緒に、人生を積み重ねられた人がとても不思議で
羨ましく思う時期もあった。
これが私に与えられた人生なら、もうしょうがない(笑)
北の大地を離れた今、あの壮大な、何もかもを浄化してくれる
あの景色の中には行けないけれど
大事な場所として、こころの中にしまっておきたい。
つぎに訪れる日を楽しみにしながら。
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