7月にドライブに行った話。
今回は浦河まで足を延ばし、なんとあの有名な襟裳岬へ。
浦河町は馬の町。
優駿ビレッジで厩舎を見学して、ニンジンのえさやり。
私は競馬はわからないけど、ここは名馬が引退後過ごす場所。
最近亡くなった名馬の献花台があって
息子は来られたことに痛く感激していた。
浦河は、息子が高校卒業後の進路に迷い、移住の候補地として
最初に考えた場所。
結局他の場所になったのだけれど、思い入れのある土地だったので
今回、一緒に来られてほんとに良かった。
ずっと気になっていて、折に触れて話に上がっていた町。
5年越しでここに繋がるなんて、言霊の力ってやっぱりすごいなと思う。
あらためて、やりたいこと・行きたい場所は、日ごろから言葉に出しておく方がいいと思った。
そうすると無意識下で、人はその方向に向かおうとするのだと思う。
そして神様も必要ならそこへ向かうように導いてくれるのだろう。
そして話は旅へ戻り。。。
もう少し車を走らせると、いよいよ岬が近づく。
視界が開けた先には、日高山脈最南端の襟裳岬。
「北の~街では~もう~♬」で知られる、えりも岬。
生きているうちに来られるなんて思ってもいなかったので
素直にすごく嬉しかった。なんか感想が子どもみたい(笑)
風の音、波の音、空と太陽。
すべてのコントラストが全身を癒してくれる。
室蘭の地球岬もそうだったけれど
陸のはじっこである岬って、なんかいいい。
解放されるというか、どこかへ飛んでいけるように思えるというか
ずっとここにいたいと思ってしまう心地良さがある。
はじっこの怖さももちろんあるんだけど、
絶対、岬には神様が居るんだと思う。
なるほど。
神様と繋がれる場所だから、居心地が良くて、離れたくないと思うのか。
襟裳岬はゼニガタアザラシの生息地だそうで、施設の中の望遠鏡で見ることができた。
ちょっとした水族館のようで得した気分。
岬の駐車場横に、お土産屋さんと食堂が一緒になっている店舗が一つあって
カニやウニなんかの海鮮が、安く食べられる。
しまった…こんなことなら、途中の様似で
ちょっと高めの海鮮丼を食べなければ良かった…。
まあこれも勉強。また来よう。次はここでウニ丼を食べよう。
店には昆布入りのソフトクリームもあった。
日高は昆布の産地なので、ドライブ中もあちこちで昆布が干されているのが見えた。
「干しっぱなしで、誰も取らないんかな」と心配になるくらい。
「ちゃんと干さないと、美味しくならんのやから、取ったところで意味ないんちゃうか」
と息子に言われ、なるほどと思いつつ、そうなのか?とも思った。
今度来たときは奮発して、昆布も買って帰ろう。
岬の観光施設も見学したら、もう帰路につく時間。
日帰り旅は、予定通りに進めないとすぐに日が暮れてしまう。
名残惜しい気持ちを胸に、出発。
だいたい一度行った場所はもう行かず、新しい行き先を開拓するのが普通なんだけれど
ここにはまた来たいと思った。
そう思える場所ができたことが、また嬉しくもあり、
お気に入り登録のひとつになった。
ちょうどこの頃は、体も心もクタクタで、悲鳴をあげていた時期。
助けを乞うような思いで、自然を見に行ったのだと思い返す。
魂に響く力をくれてありがとう。
今もいろいろ制限はあるけど、あの時よりもしあわせです。
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